堂安「ムバッペを超える」
一昨日、フランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」が21歳未満の選手を対象にした“若手版バロンドール”の「コパ・トロフィー」の候補者10名を発表したが、この中に堂安律が選ばれた。
この世代は、東京オリンピックに出場可能な年代の選手たち。いわゆるU-21の選手を対象としたもの。
フローニンゲンで2017-18シーズンは9得点4アシストを挙げ、チームMVPとなった堂安律。
キリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン)や、クリスティアン・プリシッチ(ボルシア・ドルトムント)、ジャスティン・クライファート(ローマ)、トレント・アレクサンダー=アーノルド(リバプール)、ジャンルイジ・ドンナルンマ(ミラン)といったそうそうたる面々とともにノミネートされた。
この賞のノミネート10人に名前を連ねるというだけでもすさまじい快挙だが、あくまで堂安は「打倒ムバッペ」を目標としている。
「最初は時差ぼけで4時くらいに起きてその時に知りました。おかんも4時くらいに起きていたみたいで、連絡がありました。『何これ?』って感じ(笑)。すごく名前のある選手たちばかりです」
「ムバッペという選手が一番にいて、誰もがあの賞をあの選手が獲ると分かっている。サッカーをやっているなかで、いつか堂安が勝つんじゃないかというレベルまで行きたい。今は(ムバッペに)負けているかもしれないけど、これから追い越していきたい」と語った。
キリアン・ムバッペといえば、19歳という若さでロシアワールドカップでフランス代表として10番を背負い優勝。ベストヤングプレイヤー賞にも選出された。
パリ・サンジェルマンでも、ネイマールやエディンソン・カバーニ等と共に不動の存在となっており、先日のリーグ戦ではわずか10数分の出場で4得点を奪うという離れ業をやってのけた。
そんなムバッペと、肩を並べられるレベルまで達した時、日本代表の新たなエースとしてワールドカップの舞台でさらに上の領域にステップアップすることができるはずだ。