次世代のスター堂安
東京オリンピック世代の若武者が、日本A代表の主力として初めてのビッグコンペティションに挑もうとしている…。
オランダ・エールディヴィジのフローニンゲンで不動の地位を獲得している堂安律。
若干20歳ながら、来年1月5日にアラブ首長国連邦で開幕を迎えるアジアカップに挑む日本代表に選出されており、同大会でレギュラーメンバーとして起用されることが濃厚だ。
さて、大会開幕まで2週間を切った中、『FOXスポーツ』アジア版が「アジアカップ2019で活躍が期待される東京オリンピック世代のスター5選」を発表した。
イラク代表アーメド・アブダルリダ、ウズベキスタン代表ヤスルベク・ヤクシボエフ、オーストラリア代表アレックス・ガーズバック、ベトナム代表ドゥオン・バン・ハオ等と共に、日本代表から堂安律が選ばれている。
そして『FOXスポーツ』は、堂安についてこのようにレポート。
「シンジ・カガワやシンジ・オカザキといった経験のある選手が日本代表のアジアカップを戦うメンバーから落選したことは、監督のハジメ・モリヤスが将来を見据え、ドウアンがチームを牽引する存在になり得ることを明示する」
「日本フットボール界の現在と未来、20歳のリツ・ドウアンはキャリアを始めて以降、その偉大さを称賛され続けている」
堂安律は、9月のキリンチャレンジカップのコスタリカ戦で代表デビューを飾ると、10月のウルグアイ戦では代表初ゴールをマーク。
ディエゴ・ゴディン、セバスティアン・コアテス、マルティン・カセレスといった世界有数のディフェンス相手にもフィジカル、テクニックで圧倒していたのが印象的だ。
さらに所属クラブのフローニンゲンでは、元オランダ代表FWアリエン・ロッベンのデビュー1年目の記録を塗り替えるリーグ戦9ゴール4アシストを記録。
マンチェスター・シティをはじめ、ニューカッスル・ユナイテッド、アヤックスといったクラブが獲得に乗り出す中、
アジアカップでさらに自身の勝を高めて、今冬でのビッグクラブへのステップアップはなるだろうか…。